錦織圭 約6年ぶりのツアー決勝進出「めちゃくちゃでかい」「全部いいっちゃいい」決勝は世界67位が相手 一問一答 香港オープン
◆男子テニス ▽香港オープン 第6日(4日、香港) 元世界ランキング4位、現同106位の錦織圭(ユニクロ)が、優勝した2019年1月のブリスベン国際以来約6年ぶりの決勝に進出した。準決勝で同50位で19歳の商竣程(中国)と対戦。第1セット4―3となった時点で、相手が体調不良で棄権した。決勝で同67位のアレクサンドル・ミュレ(フランス)と対戦する。両者は初対戦。主な一問一答は次の通り。 ― どこで相手が変だと感じたか。 「最初から、えらい打って来たので、おかしいなと思いつつも、あまり止める気はしなかった。まさか、あそこでは」 ― それでも勝ちは勝ち。6年ぶりの決勝。 「めちゃくちゃでかい。7ゲームしかやってないけど、プレーも良かったし。明日に向けて、そんなに不安もなくのぞめる」 ― 何が一番いいのか。 「全部いいっちゃいい。単純にミスが減っている。難しい球も、ちゃんとコートに入っている。この(球足が速い)サーフェスなので、サーブにも助けられている」。 ― 準決勝であまり試合ができなかった。 「ジェリー(商の愛称)には申し訳ないが、長い試合を覚悟していたので、少し体的には助かった。昨晩、寝たのが(午前)2時頃だったので、頭がぼーっとしていたので」 ― これでだいぶランキングが上がり70位台に復帰する。 「予選を戦わなくてすむようになるのが助かる。特に、もう僕は年寄りなので、たくさん試合をするのが大変なので、余計に助かる」 ― 高いレベルに戻ってきたと感じるか。 「だいぶ近づいたかも。ただ、シナーやアルカラスらトップ5は別格。でも、カレン(ハチャノフ)やノリーらトップ選手に勝てたのはいいサインだ」
報知新聞社