【J1広島】逆転優勝をかけた最終節、広島は主導権を握れず1-3で敗戦。神戸がリーグ連覇
12月8日、パナソニックスタジアム吹田で行われた明治安田J1リーグ第38節・広島ーG大阪戦は、1-3でガンバ大阪が勝利。首位を走る神戸が3-0で勝利し連覇を達成。広島は奇跡の逆転優勝とはならなかった。 【写真】シーズン9ゴール目を挙げた加藤陸次樹 広島は勝てば逆転優勝への望みがつながる一戦。勝点差1で追いかける神戸(対湘南)も14:00のキックオフとなった。 試合は前半13分、G大阪のFW・坂本一彩に先制ゴールが生まれる。1点を追う広島は後半25分、東俊希のクロスから加藤陸次樹がゴールネットを揺らし同点と思われたが、VARの結果オフサイド判定となりノーゴールに。 その後も攻め続け、追いつきたい広島だったが、後半81分に中谷進之介、さらに89分には再び坂本にゴールを奪われるなど3点を追う苦しい展開となった。意地を見せたい広島は、試合終了間際に加藤がゴールを奪い一矢報いたものの、1-3で無念の敗戦となった。 38節時点で首位に立っていた神戸が3-0で勝利したことで、神戸のJ1連覇が決まった。スキッベ体制3年目の今シーズン、広島は昨年より1つ順位を上げて2位で終了した。 開幕前から優勝候補と目され、リーグ戦、ルヴァン杯、天皇杯、ACL2を戦うタフなシーズンを駆け抜けた広島。大橋祐紀、ユース出身の野津田岳人、川村拓夢らが海外移籍したものの、直後にトルガイ・アルスラン、ゴンサロ・パシエンシアが加入し、川辺駿がヨーロッパから復帰。選手の入れ替わりが激しい中で夏場には首位に立ち、最終節まで優勝争いを演じたものの、シャーレにはあと一歩届かなかった。
広島アスリートマガジン編集部