【陸上】110mH古賀ジェレミーが13秒91!11年ぶり高2最高「自信持って楽しみました」全国で13秒8台へ/IH南関東
◇インターハイ南関東地区大会(6月14~17日/東京・駒沢陸上競技場、大井陸上競技場)4日目 男子110mH高校歴代10傑をチェック! 夏の福岡インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の4日目が行われ、男子110mハードルで古賀ジェレミー(東京2)が優勝した。村竹ラシッド(松戸国際3千葉、現・JAL)の大会記録に並ぶ13秒91(-0.4)。インターハイを連覇した古谷拓夢(相洋・神奈川)の高2最高を11年ぶりに0.01秒塗り替えた。 「スタートが良かった」と振り返るように、7歩で攻めたアプローチから他を圧倒。グングンと加速する。課題としている7台目も「グッといけた」。 タイマーを確認すると「え?」と驚きの表情。「都大会のときに13秒台を出したいと話していたので、達成できてよかったです」と笑顔が弾けた。 予選(14.40)、準決勝(14秒36)は満足のいく走りができず「不安もありました」。それでも、「先生から『ジェレミーは強いから楽しんでこい』と言われて、自信を取り戻しました」。 昨年の鹿児島国体ではU20規格で13秒92をマークして優勝。一躍、注目のハードラーとなった。それにより「悩むこともあった」そうだが、目先のプレッシャーではなく「オリンピックで活躍するような選手を目指す」と高みを目指すことでチャレンジャー精神を取り戻した。 13秒91は高校歴代でも6位タイ。インターハイでは「来年、高校記録(13秒69)を塗り替えたいので、(今年は)13秒8を目指して精進します。笑顔で恩返しができるように」と意気込みを語った。 世界の頂も見えるほど活況続くスプリントハードルに、また新たなハードラーが誕生した。 全国インターハイは7月28日から8月1日に福岡・博多の森陸上競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
月陸編集部