子のタイプを知って子育てをグッと楽にするコツ 子どもに限らず、人間には2つのタイプがいる
親も子どももシングルタスク型の場合、お互いが「好き」な領域も同じとは限りません。子どもの好きなことを尊重することが大切です。 「勉強しなさい」と頭ごなしに言ってもうまくいかないのなら、そのやり方は子どもには合っていないのです。子どものタイプにあったアプローチに変えてみることで、子育ての難しさや悩みが解決することもあるのです。 ■子どもの認知特性にあったアプローチも効果的 マルチタスク型、シングルタスク型というタイプ分けとは別に、「認知特性」というものがあります。何かを覚えるときに、黙読など見て覚えるのが得意な人は「言語優位」、音読など口に出して覚えるのが得意な人は「聴覚優位」、書いて覚えるのが得意な人は「視覚優位」といえます。
聴覚優位の子には音読させたり、視覚優位の子には図式化して説明させたりと、本人に合ったやり方をすれば、効果が上がります。
石田 勝紀 :教育デザインラボ代表理事、教育評論家