格安旅行「てるみくらぶ」破産で社長が会見(全文1)IATAへ支払いできず
格安での海外旅行などを手がける旅行会社「てるみくらぶ」が27日午前11時半から記者会見を行った。同社が販売した航空券などが発券できないなどのトラブルが相次いでいたが27日、東京地裁に破産を申請し、開始決定を受けた。 【中継録画】発券トラブルの「てるみくらぶ」破産で山田社長らが会見
司会:はい、お願いします。本日の記者会見ですが、お手元の資料にございます、記者会見内容と破産〓手続き開始 00:01:48〓のご報告おわびに沿って進めさせていただきたいと思います。なお、ご質問につきましては最後にまとめて質疑応答の時間を設けております。恐れ入りますが皆さまにおかれましては質問等ございましたらその質疑応答の際にお願いさせていただければと思います。 それでは、式次第、こちらに従いまして、記者会見概要に従いましてまず本日の出席者、ご紹介させていただきます。まず一番奥に座っていただいております、オブザーバーとして今回出席させていただいております、〓破産管財人 00:02:25〓の先生で、土岐敦司弁護士でございます。 土岐:どうもよろしくお願いいたします。破産管財人の土岐でございます。 司会:続きまして申立代理人でございます、柴原多弁護士でございます。 柴原:よろしくお願いいたします。 司会:続きまして株式会社てるみくらぶ代表取締役、山田千賀子でございます。 山田:〓よろしくお願いいたします 00:02:52〓。 司会:申立代理人、南勇成弁護士でございます。 南:南でございます、よろしくお願いいたします。
てるみくらぶ、山田千賀子代表取締役から破産の経緯と今後の対応
司会:それでは、株式会社てるみくらぶ代表取締役、山田千賀子から今般の経緯、これにたいする対応、およびお客さまに対するおわびとお知らせにつきまして申し述べさせていただこうかと思います。 山田:すでに報道等により周知の事実になっているところではございますが、株式会社てるみくらぶの件につきましてお客さまをはじめ関係者の皆さまに多大なるご迷惑をお掛けいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。 私は株式会社てるみくらぶの代表取締役、山田千賀子でございます。あらためてこの場を借りて皆さまに深くおわび申し上げます。さて、突然のことでありますが弊社は本日午前9時、東京地方裁判所に破産手続き開始の申し立てを行い、申し立てと同時に破産手続き開始決定を受けております。ご報告申し上げます。今後東京地方裁判所および、こちらにご同席いただいております、破産管財人の土岐弁護士先生の下で弊社の破産手続きを進めていくことになりますので、なにとぞご理解を賜りますようにお願い申し上げます。 今般、弊社がこのような自体に陥った経緯について、概略をご説明申し上げます。弊社は経営状況の悪化に伴ってIATA、国際航空運送協会、IATAでございます、に対する航空券購入代金債務の支払いに向けてさまざまな資金調達を試みましたが、条件が折り合わず当債務の支払期日でありました平成29年3月23日、その支払いを行うことができませんでした。弊社としましては、その後も事業の再建に向けて各関係者のご協力を仰ぎながら資金調達に向けてさまざまな方策を模索してまいりましたが、現時点においてもIATAに対する支払いやお客さまの宿泊先に対する未払い金等の支払いのめどが立たず、やむなく破産手続き開始の申し立てに至りました。弊社としましてもさまざまな検討を行いましたが、現時点において破産手続き開始の申し立てを行わなければさらなる混乱を招く事態となって、ひいては今後、渡航を予定されているお客さまにご迷惑をお掛けする可能性もございますことから、やむなくこのような結論に至りました。お客さま、債権者の皆さま、関係者の皆さまに多大なるご迷惑をお掛けいたしましたことを、心よりおわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。