日本上陸予報のコンパクトSUV。フィアット、シトロエン、アルファロメオの期待大な3台
今年の下半期はコンパクトSUVの来日ラッシュになるかもしれない。 このところ、気になるコンパクトSUVが海外で続々と登場しているが、その多くが日本にやって来そうなのだ。 【写真16点】「来日ラッシュ!? なコンパクトSUV」を写真でチェック その中から今回は期待大な3台+αをまとめて紹介しよう。
“フランス的合理主義”が“心地よいSUV”に
まずはシトロエン「C3」。 現在日本では2代目が販売されているが、ヨーロッパでは昨年10月に3代目の電気自動車バージョンが、今年4月にはガソリン車他も発表されている。
まるっとしたイメージの2代目に対して、3代目はパキッとした印象に。しかもロードクリアランスが197mmも取られているのだから、もはやハッチバックではなくSUVと言える。 インテリアはすっきりシンプル。メーターパネルがなく、速度などの情報はフロントウインドウの下、左右に走る細いディスプレイに表示される。
ナビやオーディオなどの装備も独特だ。 上級グレードこそ10.25インチのディスプレイが備わり、スマートフォンの連携もできるが、下のグレードはディスプレイの代わりに、スマートフォンホルダーがぽつんとあるだけ。 つまり「自分のスマートフォンをディスプレイに使ってね」ということなのだ。 専用アプリを使ってスマートフォンにナビを表示できたり、ラジオアプリや自分のデバイス内の音楽を聴けるようになるらしい。それで事足りるんだから、わざわざメーカーがディスプレイを用意しなくても、というフランス的合理主義が、ある意味心地よいではないか。
パワーユニットは1.2Lと、そのマイルドハイブリッド仕様。さらに最大航続距離320kmの電気自動車が用意されている。 ちなみに、日本の公式ホームページでは早くも新型を予告するページが公開されている。しかも電気自動車のほうなのだ。果たして電気自動車“だけ”なのか、電気自動車“から”なのか定かではないが、来日スケジュールはかなり調整が進んでいる模様。 そういえば、2代目C3にはSUV版のC3エアクロスがあったが、上記の通りベースのC3がSUVになったし、現在日本で販売されているC3エアクロスの限定車も「生産終了に伴い」なんて記述があるから、もうやめたのかと思っていた。 ところが今年4月に新しいC3エアクロスの画像が公開されたのだ。まるでノエル・ギャラガーの来日が決まったと思ったら、リアムのほうも別日にやって来ると第一報が流れたような気分!?