栗山英樹氏 ドウデュースと対面「彼はあえて次の世代を背負った」 25年は「次世代の大谷探し」テーマ
侍ジャパン前監督の日本ハム・栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(63)が4日、北海道安平町の社台スタリオンステーションを訪れ、昨年末に引退し種牡馬としてけい養されているドウデュースと対面した。 G1レース5勝のドウデュースは、ラストランとなるはずだった昨年12月の有馬記念直前に故障で出走を取り消し、そのまま引退。歴代のスターホースのような華々しい最後ではなかったが「彼はあえて次の世代を背負ったんだと思う。自分(の走り)で生み出すものより(種牡馬として産駒が)何百倍ものものを生み出せるから」と話し、堂々とした姿に「“これが本当のスターホースなんです。これから見ていてください”と言ってるようだった」と続けた。 球界も同様に大谷(ドジャース)のようなスターを生み出す責任がある。「その責務を感じて今年はスタートしようと思っていたので、合えてよかった。(次代を担うスターが)どこかにいると信じて動きたい」。「次世代の大谷探し」というテーマを掲げ、25年のスタートを切った。(秋村 誠人) ≪ディープ墓参り 今年で10年目≫栗山氏は社台スタリオンステーションの近くにある競馬界の至宝・ディープインパクトの墓参りをした。同馬の元を訪れるのは生前の16年から続き、今年が節目の10年目。昨年はキズナがディープインパクトの後継馬として初のリーディングサイヤー(獲得賞金種牡馬トップ)となり、同ステーションの徳武英介氏から説明を受け「こうして名馬の血がつながって広がっていく。素晴らしいこと」と改めて偉大さを感じていた。