3代目新型「フォルクスワーゲン ティグアン」の性能と実力やいかに? 世界的ベストセラーのドライビングインプレッション!
3代目となる新型VW ティグアンで、フォルクスワーゲンはかつての美点を再発見し、プレミアムな競合車から顧客を奪おうとしている。一見したところ、これは簡単に達成できそうだ!
3代目「Volkswagen Tiguan(フォルクスワーゲン ティグアン)」は、顧客のためだけでなく、フォルクスワーゲン自身のためにも非常に重要な役割を持つ。 新型「フォルクスワーゲン ティグアン」の性能と実力やいかに?
これまでの2世代で世界販売台数は760万台を超えたが、新型「ティグアン」の進化によりベストセラーの道をさらに突き進むだろう。 拡張された「MQB evo」プラットフォームのおかげで、新型ティグアンのアンダーボディに、燃焼エンジンと電動モーターとともにバッテリーを搭載することが可能になった。これにより、プラグインハイブリッドは100kmの純粋な電動走行が可能となった。さらに、19.7 kWhの高電圧バッテリーは、急速充電ステーションで最大50kWの充電が可能になった。こうしてVWは、メルセデスやBMWのハイブリッドモデルに追いつこうとしている。
優れた素材と優れた仕上がりの新型VWティグアン
というのも、ヴォルフスブルクに本拠を置くVWは、「ティグアン」でドイツのプレミアム競争からパイを奪うことを目指しているからだ。最初のドライブの後、これはいくつかの点でうまくいく可能性があることが認識できた。
インテリアは素晴らしい素材で見事に仕上げられ、遮音性は大幅に改善され、オプションの「エルゴアクティブ」フロントシートは後席乗員にとって夢のようなシートだ。ただし、オプションリストにチェックを入れると、エントリーレベルの価格(36,600ユーロ=約585万円)ともお別れしなければならない。
とはいえ、ベーシックな料金で、12.9インチのデジタルコックピット、センターコンソールのTFTディスプレイ(音量調整も可能)付きドライビングエクスペリエンススイッチ、追加センター・エアバッグ、車線変更、緊急ブレーキ、車線維持アシストなどの電子制御ヘルパーがすでに装備されている。リバーシングカメラ、交通標識認識機能、LEDヘッドライト、17インチホイールも標準装備だ。
ティグアンのもうひとつの新しい特徴は、ギアスティックがセンターコンソールから消え、IDモデルのようにステアリングコラムレバーに移ったことだ。これがいいかどうかは好みの問題だが、いずれにせよ、すぐに慣れるだろうし、センターコンソールがスッキリとしたのは良いことだ。