見失いかけた心に変化が…大人の日記帳「3つのよいことノート」を始めて気づいたこと
ポジティブ思考を養う
このような経緯から、あらかじめ「3つのよいことノート」がもたらすポジティブな変容については知っていたつもりでした。 今回、ワンオペ育児の疲れから、ややバーンアウト気味になっていた筆者は、そんな自分を立て直すべく「大人のための3つのよいことノート」を試してみたのです。 子供版と同様に、「大人のための3つのよいことノート」も「3つのよいこと」を毎日書き出していきます。具体的には「嬉しかったこと、良かったこと」、「感謝したこと」、「頑張ったこと、自分で自分をほめる言葉」。一日の終わりに落ち着いた気持ちで取り組むことが推奨されています。 実際、毎晩寝る前にその日の「よいこと」について思いを巡らせ、それらを書き留めていると、自分の置かれた状況やまわりの人々へのありがたみが増し、満ち足りた気持ちになれました。
1カ月で1冊。毎月しっかり目標が定着
「大人のための3つのよいことノート」は1日1ページずつ埋めていき、1カ月でノート1冊を使い切る仕様になっています。もちろん月初めに書きはじめなくても、思い立った日から1カ月間書き続ければOK。 「よいこと」を書くページには「1カ月の目標」を書き込む欄も含まれています。1カ月間、毎日繰り返し同じ目標を書くことになるので、自分の意識内に目標を定着させるのに効果的だと感じました。 1週間ごとに「今週のふり返り」を、そして4週間後には「今月のふり返り」を行ないます。さらに、今月の反省点と、来月に向けての抱負を書き込むことで、次の1冊へとつなげていきます。
理想の自分と向き合う貴重な機会
筆者の場合、もっとも難しいと感じたのは一番初めに行なう「なりたい理想の自分を見つける」作業でした。 余裕がない毎日を過ごしていたせいで、視野が狭まってしまい、あまり先のことを考えられずにいました。そのような状態で「〇〇年先の理想の自分」を想像しようとしてみても、なかなか言葉にできなかったのです。 悩んだ末に「なりたい自分」について書いたものの、その1週間後には心変わりして書き直したりもしました。 でも、ノートを使うポイントとしては、目標は途中で変えてもOK。むしろ軌道修正するたびに「なりたい自分」の輪郭がもっと見えてくるので、そのほうがより「よいこと」なのかもしれません。