地震台風ゲリラ豪雨 5人に1人が「自然災害によって車に損害」
地震や台風、ゲリラ豪雨など災害が多い日本。大切な愛車が被害に遭ってしまった人も少なくないのではないでしょうか。ソニー損害保険株式会社(東京都大田区)が実施した「2024年 全国カーライフ実態調査」によると、約5人に1人が「自然災害によって車に損害が生じたことがある」と回答したことがわかりました。また、車に損害が生じた自然災害は「台風」が1位となったそうです。 【写真】雹(ひょう)でボコボコになったレガシィ 調査は、自家用車を所有し月に1回以上車を運転する全国の18~59歳の男女1000人(各年代125人ずつ)を対象として、2024年7月にインターネットで実施されました。 調査の結果、「これまでに、自然災害によって車に損害が生じたことがある」と答えた人は22.3%。自然災害によって車に損害が生じたことがある223人に「車に損害が生じた自然災害」を尋ねたところ、「台風」(42.2%)が最も多くなり、次いで「大雨・ゲリラ豪雨」(37.2%)、「洪水」「大雪」(いずれも17.5%)、「ひょう」(17.0%)が続きました。 また、「車を自然災害から守るための対策を講じている」と答えた人は22.9%で、「車を守るための対策を講じている自然災害」は「台風」(38.0%)が最も多く、次いで「大雨・ゲリラ豪雨」(37.1%)、「洪水」「大雪」(いずれも20.1%)、「ひょう」(14.4%)が続きました。 近年、台風や大雨・ゲリラ豪雨などによる道路の冠水が多く発生しています。そこで、「走行している道路の前方が冠水しており、冠水部分がどのくらいの深さかわからない場合の対処」を尋ねたところ、「進入せずにすぐに引き返す」(60.6%)がダントツに。 そのほか、「停止して様子をみる」(17.8%)、「ゆっくり進入する」(8.0%)、「スピードを上げて進入する」(2.4%)などが挙げられた一方、「わからない」(11.2%)という人も1割ほど見られました。 これを年代別にみると、10~20代では「停止して様子をみる」(20.8%)と「わからない」(18.0%)が他の年代と比べて多くなりました。 この結果について同社は、「自動車が冠水した道路を走行する場合、水深が車両の床面を超えると、エンジン、電気装置等に不具合が発生するおそれがあります。また、水深がドアの高さの半分を超えると、ドアを内側からほぼ開けられなくなります。危険を回避するために、道路が冠水していて深さがわからない場合は、進入せずすぐに引き返すことが大切です(※)」とコメントしています。 (※)国土交通省『水深が床面を超えたら、もう危険!-自動車が冠水した道路を走行する場合に発生する不具合について-』 ◇ ◇ 【出典】 ▽ソニー損保の自動車保険
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