欧州移籍を推薦!? 外国人アドバイザーが激推しする高校サッカー最強の逸材(8)スピードキング! 試合を変えられるMF
12月28日に開幕した第103回全国高校サッカー選手権大会。ここには、未来の日本サッカーを担っていくであろう逸材たちが数多く存在している。その中でもとくに注目すべきは誰なのか。今回は、公認スカウトの資格を持ち、数々の国際的な移籍に携わってきただけでなく、日本サッカーにも精通するイタリア人アドバイザーのフランチェスコ・ヴィッラ氏に、高校サッカー最強の逸材を選んでもらった。(選出・文:フランチェスコ・ヴィッラ、翻訳:佐藤徳和)
MF:杉谷俊哉(すぎたに・しゅんや) 生年月日:2007年8月3日 所属:東福岡(福岡) 秋雨の降る火曜日、私は日本の高校サッカーをさらに探求するために、映像で別の試合を観戦することにしました。今回は東福岡高校です。 この福岡のチームは本当に「強固な」チームと言えます。守備が堅固で、フィールド上のポジショニングが非常に優れているのです。選手の多くが高いフィジカル能力を持っていますが、 一方で、一つのプレーだけで、試合の結果を変えることができるスキルを備えている選手もいます。その中で特に注目すべきプレーヤーは、最も危険な武器の一つがスピードのセカンドストライカー、杉谷俊哉です。今回私が観た試合では素晴らしいドッピエッタ(2得点)を決めました。 最初のゴールは本当に見事なもので、ペナルティエリア外からボレーシュートを叩き込みました。GKに全く対応の余地を与えないゴールです。そして2点目のゴールでは、彼のスピードとスペースを攻略する能力が、相手にとっていかに脅威であるかを知らしめました。
フットボールチャンネル