タイミーが怪しい求人に対策を強化 「これって闇バイト!?」タイミー広報部に聞いた
安心安全の取り組みをより強固に
ーー昨今の凶悪な「闇バイト」事件について、「事業者」が御社のサービスを悪用するケースが指摘されています。このような状況に対する御社の見解をお聞かせください。 「この度SNS上で話題になった『猫を探す求人』につきましては、闇バイトかどうかの断定は出来かねますが、当社としても不適切である疑いのある求人として検知して、速やかに掲載を差し止めさせていただきました。当社としましても、不適切である疑いのある求人が掲載されてしまったことは極めて遺憾でございます。今後は安心安全の取り組みをより強固なものにしていき、安心安全なプラットフォームの運営に注力してまいります」 ーー事業者が御社を通じて求人を募る場合、アカウントを開設する必要がありますが、その際の法人や個人事業主の身元情報の真偽はどのように確認されていますか? 「タイミーでは、社会情勢を踏まえ、安心安全対策を継続的に強化しており、以下のような利用事業者の実態確認や審査を実施しています。 ⚫︎営業担当者による商談実施 ⚫︎WEB開設流入経路の事業者の必要書類の提出・審査 ⚫︎法人印鑑証明書、開業届、納税証明書 等 ⚫︎反社チェック 等 本事案(猫を探す求人)につきましては、企業審査を強化する過程で登録されていたため募集を掲載しておりましたが、前述した募集原稿の全件チェックにて、稼働前に未然に防ぐことはできた、という状況になります。現在は企業審査をさらに強化しているので、より安全性が高まっております。引き続き安心安全な環境づくりに取り組んでまいります」
引き続き安全対策の強化を
ーー公式サイトにてワーカー側に対する注意喚起が掲載されました。改めて、「企業審査をさらに強化している」という御社の安全対策を教えてください。 「セキュリティの観点で、具体的な内容の開示は出来かねるのですが、タイミーでは、以下の対策を行なっております。 ⚫︎利用事業者の書面等による確認の実施(営業担当者の商談等での実態確認も含む)。 ⚫︎企業情報や店舗情報の作成、更新のタイミングおよび、求人のひな型を作成し保存が完了した各タイミングにおいて、システムで、過去不正利用で利用停止になった企業データを集積したデータベースとの照合を行い、一致度が高いと検知された場合には、自動的に利用を停止する(新たな求人を掲載できないようにする)措置。 ※『求人のひな型』=実際に求人を求職者が閲覧できるように投稿する前に、使い回し等ができるように一旦ひな型文として、作成・保存するもののことです。 ⚫︎その上で、システムでの検知に引っ掛からなかった求人がアプリ上に掲載されますが、掲載後~稼働前までに求人内容を全件目視でチェックの実施(検知後、すみやかに掲載停止)。 今回の事案につきましても、掲載後、速やかに検知して申し込みが出来ないように対処をしました。今回多くの方々から、募集掲載前のチェックが必要ではないか?など、様々なご意見を頂戴しました。安心安全にご利用いただける環境を作るため、引き続き対策の強化に向け取り組んでまいります」 (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ リュウ)
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