3チームのCL16強敗退は、スペインの時代が終わりを告げた証【現地発】
ハーランドとエムバペが“新時代のリーダー”だ
逆転での8強進出を狙った第2レグは0-2。アトレティコはカンテ(左)を中心に組織されたチェルシーに、見せ場なく敗れている。(C) Getty Images
CLに参戦していたスペイン勢4チームのうち3チームが、ラウンド・オブ16で敗れ去った。唯一8強入りしたマドリーもただ運が良かったに過ぎない。ラ・リーガのクラブや選手が欧州で輝ける時代は終焉を迎えたのだ。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2021年4月1日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― リオネル・メッシ、クリスチアーノ・ロナウドというふたりのスーパースターが、揃ってチャンピオンズ・リーグ(CL)のベスト8に不在なのは、2004-2005シーズン以来16年ぶりのことだという。それは、ひとつの時代が終わったサインと言えるだろう。来シーズンに彼らが所属するクラブがベスト8に復帰することは十分あり得るが、次の時代がスタートしたことは間違いない。 そして“新時代のリーダー”と言えるのが、ボルシア・ドル
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