デュッセルドルフの“功労者”フンケルの不可解な解任劇【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
年間最優秀監督の受賞からわずか半日足らずでクビに
志半ばでの解任に「とても失望している」と語ったフンケル。カルト的人気を誇った老将は長きに渡った監督人生にも終止符を打った。(C) Getty Images
デュッセルドルフの近年の躍進に貢献し、サポーターからの信頼も厚かったフンケル監督が解任された。1か月前に契約延長にサインしたばかりで試合内容にも改善の兆しがうかがえただけに、不可解と言わざるをえない。(文:ルドガー・シュルツェ/訳:安藤正純 2020年2月20日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― 1963年の創設から今年で57年目を迎えるブンデスリーガは、これまで様々な不祥事やトラブルに見舞われてきた。しかし先頃、デュッセルドルフを舞台に起きた“事件”は、長いリーグの歴史の中でも前例のない、極めて不可解なものだった。 1月28日の晩、フォルトゥナ・デュッセルドルフのフリードヘルム・フンケル監督は、2019年度の『デュッセルドルフ年間最優秀監督賞』の授賞式に出席した。デュッセルドルフで活動する指導者を
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