【注目のFA選手|若手&中堅編】大倉颯太や納見悠仁ら有力PGに加え、馬場雄大や渡邉飛勇など日本代表経験者もFA
加熱するBリーグの移籍市場。実績豊富なベテランから若手の有望株まで、すでにさまざまな選手が自由交渉選手リストに名を連ねている。本稿では2024年6月7日時点でBリーグ自由交渉選手リストに公示されている選手の中から、注目の若手・中堅選手6名をピックアップして紹介する。
■木村圭吾(群馬→?)
生年月日:2000年11月8日(23歳) ポジション:SG 身長・体重:188センチ・82キロ 東京都出身の木村は八王子学園八王子高校からスラムダンク奨学生として渡米し、アメリカのセントトーマスモアプレップスクール、セントジョセフ大学へと進学すると、2021年に新潟アルビレックスBBに加入した。新潟では加入2シーズン目に先発26試合を含む57試合に出場し、1試合平均5.5得点2.4リバウンド2.6アシストをマーク。さらなる飛躍を求め今シーズンから群馬に移籍するも、36試合の出場で平均1.8得点を記録するにとどまった。 思い切りのいいシュートが最大の魅力で、積極果敢に3ポイントを放つスタイル。新潟時代には強豪・琉球ゴールデンキングスを相手に5本の3ポイントを含む21得点を挙げたことも。群馬では出場機会が限られたが、4月21日の秋田ノーザンハピネッツ戦ではわずか13分22秒のプレータイムで3本の3ポイントを含む15得点を挙げるなど、はまった時の爆発力は驚異的。
■大倉颯太(千葉J→?)
生年月日:1999年5月28日(25歳) ポジション:PG/SG 身長・体重:185センチ・83キロ 石川県出身の大倉はミニバス時代から世代のトップを走ってきた選手で、布水中学校や東海大学では全国制覇を経験。北陸学院高校時代もチームをウインターカップ3位の座に導き、自身も大会のベスト5に名を連ねた。しかし、プロ入り後はケガの影響などもあって定位置を掴めず。それでも今シーズンはキャリア最多となる48試合に出場し、1試合平均12分36秒で3.3得点1.1リバウンド1.3アシストを記録した。 特別指定選手時代に経験した全治12カ月の負傷を始め、幾度かの長期離脱を経験しながらも不屈の精神でカムバックを果たした大倉。ポテンシャルの高さは折り紙付きで年齢も25歳と若く、これからの飛躍に大きな期待がかかる選手の一人。千葉Jは2024-25シーズンの契約について、引き続き交渉を進めていくと明言しており、今後の動向に注目が集まる。