嘉手納基地の米兵、泥酔し民家の屋上に…キャンプ・ハンセンの海兵隊員は酒気帯び運転容疑で逮捕
沖縄県警沖縄署は1日、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)所属の空軍1等兵(23)を住居侵入容疑で、米軍キャンプ・ハンセン(同県金武町など)所属の海兵隊3等軍曹(24)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑でそれぞれ現行犯逮捕した。
発表によると、空軍1等兵は同日午前5時10分頃、同県北谷町浜川の民家の屋上に侵入した疑い。近隣からの通報で同署員が駆けつけたところ泥酔状態で、「身に覚えがない」と容疑を否認している。
海兵隊3等軍曹は同日午前7時25分頃、同県沖縄市上地の県道で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。検問の飲酒検知で基準値の約4倍のアルコール分が検出された。「酒は抜けたと思っていた」と容疑を否認しているという。
沖縄の米兵摘発者、過去最多の61人に
沖縄県では今年に入り、米軍関係者の摘発が相次いでいる。県警の統計によると、1~10月に刑法犯で摘発された米軍構成員(軍人、軍属、その家族)は61人(暫定値)で、過去10年で最多だった昨年1年間の60人を上回っている。