ポストに嫌われ前半無得点の都立高島 後半に一挙3点を奪い中大附を下し2次予選へ
第103回全国高校サッカー選手権東京予選の1次予選ブロック決勝が9月16日に行われ、都立高島が中大附を3-0で下し2次予選進出を決めた。 【フォトギャラリー】中大附 vs 都立高島 開始序盤にチャンスが中大附に訪れる。3分、MF8小林瑛太(3年)の直接FKはクロスバー直撃でゴールには至らず。対する、都立高島も徐々にペースを掴み、セットプレーなどからチャンスを創出。9分にはMF10金子優希(3年)が左サイドのクロスをファーサイドに詰めて合わせるも、惜しくもシュートはポストに弾かれてしまう。15分、都立高島はDF4海野倖貴(3年)の直接FKもクロスバー直撃でゴールには至らず。さらに38分、MF8江草郁実(3年)がマイナスの折り返しをワントラップ入れてシュート。しかし、このシュートもポストに嫌われてしまう。 決定機を作りながらもゴールが遠い都立高島だったが、ついに相手ゴールをこじ開ける。後半開始直後の44分、MF10金子が左サイドからのクロスを中央ゴール前に詰めて押し込む。さらに61分、都立高島はゴールキックから1人を経由してFW20井街雅斗(2年)へボールを繋ぐと、FW20井街がPA内でフリーの状況から豪快なシュートをネットに突き刺す。都立高島がGKから2本のパスでリードを広げた。 勢いに乗る都立高島は後半アディショナルタイムの80+2分には、MF7島田凌成(3年)が右サイドで大きく開いてボールを受け、PA内に進入。相手が寄せにくる前にシュートを打ち込みダメ押し。前半はポストに嫌われ無得点に終わった都立高島だったが、後半に3点を奪い3-0で勝利し1次予選を突破した。 (文・写真=田原豊)