「地頭のいい子」の育て方。子どもを国立小に通わせる母親が、夏休みに勉強よりも優先する“3つの体験”
国立小学校に通う子どもの親は、みんな教育熱心。だから、そんな子ども達の夏休みは、塾の夏期講習や習い事でいっぱい。親に強制されて、机に向かってたくさん勉強しているのだろう。 賢い子の親が、低学年の夏休みに「ドリルや夏期講習」より重視したこと そんなイメージがあるのではないでしょうか。 実は、私もそんなイメージを持っていました。長男が国立小学校に通うことになった、初めての夏休み、「みんな勉強いっぱいするんだろうな」と少し焦る気持ちさえ抱えていました。 ですが、それは私の勝手な思い込み。実際、私の焦りとは裏腹に、長男小1の夏休みは、お友達と一緒にとても有意義な時間を過ごすことができたのです。
国立小ママが、勉強よりも優先するもの
長男が小1の夏休み前、国立小のママ友に声をかけられました。「子どもたちだけで、キャンプに行かせない?」まだコロナ前だったこともあり、子どもだけで参加できる宿泊イベントがたくさんあったのです。 まだ、1人でのお泊まりに慣れていない長男に、「子どもだけでキャンプ体験なんて大丈夫かな?」と少し不安でしたが、その不安もなんのその。子どもたちはとても楽しめたようです。 その後も、子どもだけで参加できる川遊びや、親子で一緒にバーベキューなど、「夏ならではの体験」にたくさん誘ってもらいました。結果、小1の夏休みは勉強なんてほとんどせず、お友達と一緒に存分に遊びまわることになりました。
教育ママが体験を大切にする理由
国立小に通わせている教育熱心なママが、なぜ勉強よりも体験を大切にしているのか。それは、「自然体験や集団での活動が、子どもの知的好奇心を育てる」ということを知っているからです。そして、知的好奇心こそが学びの原動力になり、地頭を育てることを知っているからです。 小学校受験を経験すると、「子どもの学びは、机上の勉強よりも実際の経験がいかに大切か」ということが、嫌というほどわかります。実際に国立小ママ達は、お受験対策のために、家庭でトマトを育てたり、親子でピクニックに出かけたり、季節のイベントを調べては参加したり、を繰り返してきました。そしてその度に、子どもが強くなり成長していく姿を目の当たりにしているのです。 小学校受験の対策をとおして、「経験こそが子どもを育てる」ことを、身をもって学んでいるママ達だからこそ、小学生になっても体験を大切にしているんだなと感じました。