横浜流星「蔦重のようなプロデューサーになりたい」 大河ドラマ主演“江戸のメディア王”に夢描く
今年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(5日スタート、日曜後8・00)に主演する横浜流星(28)が、放送に先立ち本紙の取材に応じた。演じるのは出版業で身を立て“江戸のメディア王”と呼ばれた蔦屋重三郎(蔦重)。横浜自身も小説の原案を手掛けた経験があり「価値のある作品を生み出せる蔦重のようなプロデューサーになりたい」と夢を描いた。 昨年10月に小説「選択」を刊行。横浜が原案、高校の同級生でTHE RAMPAGEの岩谷翔吾(27)が執筆した。構想から完成まで約4年の歳月をかけたといい「蔦重から教わることも多かった。キャラクターの掘り下げに心血を注ぎました」と振り返った。 初回放送での蔦重は若く、プロデューサーとしての手腕はまだ見えてこない。ただ横浜はクランクインから約半年が経過。「今後も本を出版していきたいし『選択』の映像化も考えていきたい」と笑みを浮かべる表情には、すでに名プロデューサーとしての蔦重が乗り移っていた。 (吉澤 塁) ◇横浜 流星(よこはま・りゅうせい)1996年(平8)9月16日生まれ、神奈川県出身の28歳。12年にテレビ朝日「仮面ライダーフォーゼ」でドラマ初出演。19年のTBS「初めて恋をした日に読む話」で注目を浴びた。20年には主演映画「愛唄―約束のナクヒト―」などの演技が評価され日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。極真空手の初段。