23歳・後藤陸翔「藍だけじゃないんだぞ」「泣いちゃった」同学年ルーキーがPOM 東京GBがサントリーに一丸で勝利
◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ 第4節 東京GB 3(17―25、25―20、24―26、25―20、15―13)2 サントリー(3日、東京・有明アリーナ) 10月の開幕戦以来リーグ主管で行われ、東京GBが昨季前身Vリーグ覇者のサントリーをフルセットの末に破り、今季5勝目(2敗)を飾った。チーム3位の15得点を挙げた後藤陸翔が試合後にPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に選出。23歳のルーキーは「チームで勝つ事ができたので、今までのどの試合よりもチーム一丸となったことが実感できたので、それが一番うれしかったです。なので、泣いちゃいました」と感極まって目を潤ませた。 1万人を超える大観衆。1―2の第4セットはセットポイントを握り、レフトからスパイクを決めた。勝負の最終セットも11―11の場面でブロックアウトを狙ったスパイクで得点。勝負所でトスを託され、しっかり期待に応えた。「勝負強さはウリにしている。トスを託された場面で決め切れたことは、今後の自信にしていきたいし、チームとしても、苦しい状況を打破できた」と胸を張った。 同学年のライバルとの再会もあった。今季からサントリーに加入した五輪2大会で日本代表の高橋藍とのマッチアップ。「4年ぶりにきょうは会えたんですけど、すごいうれしかったです。アイツがイタリアに行く前から仲良くしていたので、ネットを挟んで戦えていることにうれしい気持ちがあった。『藍だけじゃないんだぞ』ということを見せていきたいなと思いました。すごい特別な感情があった1試合でしたね」と感慨深げに話した。 4日に同会場で再び対戦する。後藤は将来的に「日本代表」を目標に掲げ、更なる飛躍を期す。「きょうで満足したらダメ。プロとして1日1日うまくなっていきたいという気持ちを持ってやっていくことが大事。自分も日本代表は1つの目標にしている。これから試合に出続けて活躍することで、もしかしたら結果につながるかもしれないので、日々アピールしていきたい。チームとして、個人としても、もっと結果を残せるように頑張っていきたい」と腕をまくった。
報知新聞社