クリノガウディー（2022年3月27日撮影）

　20年高松宮記念で1位入線しながら4着に降着となったクリノガウディー（牡8、藤沢）が、2日付で競走馬登録抹消となった。今後は大井競馬に移籍する予定。 　18年10月に新馬戦を勝利し、同年朝日杯FSではアドマイヤマーズの2着に好走。早くから高い能力を示した。 　その後も19年中京記念2着、20年東京新聞杯3着など好走も見せながら、勝ち星は挙げられないまま、20年高松宮記念で初めて芝1200メートルに挑戦した。 　18頭立て15番人気の低評価ながら、鞍上・和田竜騎手に導かれ、好位を手応え良く追走。直線もよく伸びて、先頭でゴール板を通過した。しかし、直線で内側に斜行した際に、4位入線ダイアトニック、2位入線モズスーパーフレアの走行を妨害。それがなければ2頭がガウディーより先に入線していたと認められたため、4着降着となり、G1制覇は“幻”となった。 　その後も21年鞍馬S、安土城Sを連勝するなど短距離戦線で活躍したが、重賞タイトルは手にできなかった。 　血統は父スクリーンヒーロー、母クリノビリオネア（母の父ディアブロ）。 　通算成績は31戦3勝。付加賞を含む総獲得賞金は1億7114万2000円。馬名の意味は「冠名＋人名より」。