武豊騎手が秋華賞19年ぶり4勝目へ 勢いに乗る藤田晋オーナーに初のJRA・GIタイトル届けるか
武豊騎手がボンドガール(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)で、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)の19年ぶり4勝目を狙う。 【写真】コンビ5戦目となるボンドガールと武豊騎手のこれまで 武豊騎手はこれまで秋華賞に25回参戦。98年にファレノプシスで初制覇。02年にファインモーション、05年にエアメサイアで制し、岩田康誠騎手と並んで歴代最多タイとなる3勝を挙げている。しかし、その後は17連敗中。13年のスマートレイアー、17年のリスグラシューで2回の2着があるが、惜しくも戴冠には届いていない。今年勝てば19年ぶりの戴冠となるが、これは自身の同一GI最長ブランクV。有馬記念の16年(90年オグリキャップ→06年ディープインパクト)を3年も更新することとなる。 今年のパートナーはボンドガールだ。「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有するダイワメジャー産駒。ここまで6戦1勝だが、直線で致命的な不利があったNHKマイルCを除くと、一度も馬券圏内を外していない。武豊騎手は今回で5戦連続のタッグ。ここ2戦は末脚を生かす形で一定の結果を残しており、手の内に入れている。 武豊騎手にとっては19年ぶりの戴冠、そして藤田晋オーナーにとっては待望のJRA・GI初制覇がかかる一戦。GI勝ち馬2頭とは初対決となるが、決め手では決して引けを取らない。レジェンドらしい図ったような差し切りを期待したい。