竹田麗央は全英前に最後の試合「しっかり振り切っていく」
◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前(8日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6685yd(パー72) 【画像】パリ五輪フォトギャラリー 前週「北海道meijiカップ」で今季4勝目を挙げた竹田麗央は、年間女王を競うメルセデスランキングで山下美夢有を抜いて1位に浮上した。シーズンは後半戦の真っただ中で「特に今は差もそんなに開いていないし、あんまり意識していない」と素直に話す。見つめる先は2週後の「AIG女子オープン(全英女子)」(スコットランド・セントアンドリュース)だ。 プロ3年目の今年は、5月「全米女子オープン」、6月「全米女子プロ」、7月「アムンディ エビアン選手権」と3つのメジャーに出場した。いずれも予選を通過し、全米女子オープンでは9位と世界ランカーが集まるフィールドでトップ10に入った。そして、最後の大舞台が近づいている。
優勝し、修正点がないかと聞かれれば頭を横に振る。「先週も(最終日の)16番の勝負どころでちょっとショットを曲げてしまったり、ショートゲームがうまくいかなかった。その辺はまだまだ」と心は満たされていない。「今週もしっかり振り切っていくことがまずはテーマ」と実直にスイングと向き合う。 フランスで行われている「パリ五輪」で、銅メダルを獲得した松山英樹の活躍も刺激になった。「すごいなって。テレビで見ていると自分もプレーしたいなって思った」。4年後の「ロサンゼルス五輪」に想像を膨らませ、目を輝かせた。次週はメジャー挑戦に向けて休養。国内での最終調整の意味も含め、「しっかり初日から攻めのプレーができれば」と力を込めた。(長野県軽井沢町/石井操)