大阪の小中学校学習用端末で接続するネットワーク管理アカウントに不正アクセス…児童生徒の利用中止
大阪府藤井寺市教育委員会は10日、同市の市立小中学校の学習用端末などで接続するネットワークを管理するアカウントが不正アクセスを受けたと発表した。
児童や生徒など約5000人分の学習データなどに流出の恐れがあるという。成績などの個人情報は別のネットワークで管理され、それらの流出は確認されていない。
市教委によると、5日夕に市内の学校から、教材などにつながるサイトに入れないと連絡があり、調査をしたところ、同日夜には教職員のアカウントも使えなくなった。6日に保守管理業者に報告するとともに、児童生徒の端末利用を中止し、府警にも相談した。
各利用者のアカウントの情報を管理するアカウントに不正アクセスされ新たに管理用アカウントが作られていることが、9日に判明。同日までに全てのアカウントを凍結したが、学習用端末で撮影した児童の写真などに流出の可能性があるという。
市教委は府警に被害届を提出し、復旧や原因の調査を進める。