豪華すぎるMETガラ「ナポレオンの戴冠式のために作られた」伝説のティアラも登場
NYで開催されたMETガラに、ファッション界の視線が集中していた5月6日(現地時間)、デンマークとスウェーデンでは両国のロイヤルたちが披露した数々の豪華なジュエリーが、ひときわその輝きを放っていました。 【写真】女王から王妃へ…受け継がれる「美しきティアラ」 国賓としてスウェーデンを訪問したデンマークの国王フレデリック10世とメアリー王妃の即位を祝し、ストックホルムで開催された公式晩さん会には、王室所有のまばゆいジュエリーを身に着けたロイヤルたちが出席しました。 メアリー王妃が着用したのは、ルビーとダイヤモンドが使用されたダニッシュ・ルビー・パリュール。このセットはもともと、1818年にスウェーデンの王妃となったデジレ・クラリーが所有していたもの。ナポレオン・ボナパルトの戴冠式のために、制作されました(デジレは一時、ナポレオンと婚約していました)。 その後、このパリュールは1869年、デジレのひ孫ロヴィーサ(デンマーク語ではルイーセ)が当時は皇太子だったデンマークの国王フレデリック8世と結婚したことにより、同国の王室が所有するものとなりました。 各国のロイヤル・ジュエリーを紹介するブログ、『コート・ジュエラー』によると、このセットには当初、ティアラは含まれておらず、後にほかのジュエリーに合わせて制作されたといいます。 メアリー王妃にとってこのティアラは、およそ20年前、フレデリック国王との結婚前に初めて着用したとき以来のお気に入りのひとつ。この日の晩さん会では、シャンパンカラーとバーガンディーのレースをあしらったドレスに合わせました。
いっぽう、スウェーデンのシルヴィア王妃は、エメラルドのレースを使用したドレスに、ロイヒテンベルク・サファイア・パリュールを合わせました。 セットに含まれるのは、サファイアとダイヤモンドのティアラ、ネックレス、イヤリング、そしてブローチです。1800年代前半から、スウェーデンのロイヤル・コレクションの一部に加えられていました。
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