多様な国々、人々が一つに―大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」つながる:パビリオン建設も加速
万博の開催期間は2025年4月13日から10月13日までの184日間で、2820万人の来場者を見込む。閉幕後、大屋根リングは解体の予定。木材は再利用を目指し、自治体や建設会社などから活用方法を募っているが、いまだ手順や費用も含めて検討段階だ。
1970年大阪万博のシンボル「太陽の塔」も取り壊す予定だったが、市民の熱烈な要望で解体予定を覆し、永久保存が決定した。大屋根リングは期間限定を前提とした建造物のため、追加工事のコストなどを考えると実現は難しいものの、吉村知事が保存検討を示唆していることもあり、何らかの形でレガシーとして受け継がれることが期待される。 撮影:土師野幸徳(ニッポンドットコム編集部)
【Profile】
土師野 幸徳(ニッポンドットコム) 出版社勤務を経て、現在はニッポンドットコム編集部チーフエディター。主な担当は「旅と暮らし」。「レゲエ界に革命を起こしたリズム“スレンテン”は日本人女性が生み出した:カシオ開発者・奥田広子さん」で、International Music Journalism Award 2022(ドイツ・ハンブルグ開催)の英語記事部門において最優秀賞を獲得。