大失態!? 冬の海外移籍で苦しんだ日本人選手(6)日本最高の天才も失敗…。怪我に退場に大苦戦
2025年となり欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕した。Jリーグがオフシーズンのこの時期で日本から海外に移籍する選手もいるが、欧州のクラブがシーズン途中のこのタイミングでの加入は難しく、適応に苦戦することは珍しくない。今回は、冬の海外移籍で失敗した日本人選手を厳選して紹介する。
MF:小野伸二 生年月日:1979年9月27日 移籍先:浦和レッズ→ボーフム(ドイツ) 移籍日:2008年1月30日 小野伸二は初の欧州挑戦となったフェイエノールトでは公式戦148試合に出場し、2001/02シーズンにはUEFAカップ(現UEFAヨーロッパリーグ)優勝を経験するなど、大成功を収めていた。 “天才MF”と評された彼が2度目の欧州挑戦を決断したのは2008年1月30日。当時ブンデスリーガに所属していたボーフムに完全移籍し、新天地での初陣となったブレーメン戦で2アシストを記録する鮮烈なデビューを飾った。 しかし、このデビュー戦がピークだった。何度も足首や膝の怪我に悩まされ、フルシーズンを戦った2008/09シーズンはブンデスリーガ8試合の出場に留まる。在籍ラストシーズンとなった2009/10シーズンは、前半戦だけで2度の退場処分となるなど、守備で苦戦する姿も見受けられた。 2010年1月に地元静岡に本拠地を構える清水エスパルスへと移籍し、2年ぶりにJリーグへと復帰することを決断。ボーフムでは万全なコンディションであれば試合に出場こそしたが、公式戦32試合で0得点4アシストは攻撃的なポジションの選手としては物足りない結果に終わっている。
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