好条件でまじめな30代男性に、女性からの“お断り連発”のなぜ 「ていねいなお付き合い」が招く思わぬ弊害とは
4回目のデートを終えたそうたは、「次のデートで真剣交際を申し込もうと思っています」と言っていた。ところが、数日後、彼の思いとはうらはらに、めぐみの相談室から交際終了がきた。 「やっと真剣交際に入る相手にめぐり会えた」と意気込んでいただけに、交際終了がきたことを知らせると、かなりショックのようだった。 だが、婚活に落ち込んでいたり止まっていたりする時間はない。「結婚したいなら行動あるのみ。お見合いをして、交際に入れる相手に出会っていくしかないですよ」と筆者はアドバイスした。
そこからまた申し込みをし、お見合いをして、今度はひとみ(31歳、仮名)と交際に入ることができた。 ひとみとも3回の壁を越えて、4回目、5回目とデートをすることができた。5回目のデートを終えたところで、真剣交際を申し込もうとしたのだが、ひとみからも交際終了がきてしまった。 そうたと面談をすると、肩を落としながら言った。 「3回の壁を越えたから大丈夫だと思っていたのに、なかなかうまくいかないものですね」
そこで筆者は、「お付き合いを進めていくなかで、お相手側に最初の頃とは違う変化を感じたことはなかったですか?」と聞いてみた。 そうたは言った。「LINEの返信が、だんだんと遅くなっていました」。 最初は、そうたがLINEを朝か昼に入れると、その日のうちに返信があった。それが、2回、3回とデートを重ねていくうちに、翌日返信がくるようになったり、丸1日放っておかれて、翌々日に返信がきたりするようになっていた。
「ただ、返信を負担に思ってほしくなかったので、『返信はできるときにしてください』と言ってあったから、遅くなっていたのは気にしないようにしていました」 ■LINEの返信速度は気持ちの表れ LINEの返信速度は、気持ちの表れだと思ったほうがいい。相手からLINEがきたときに、相手に興味があったり、嫌われたくないと思ったりしたら、なるべく時間を空けずに返信をしてくるはずだ。 最初のうちは早かった返信が、付き合いを続けていくうちに時間の間隔が空くようになったら、それは相手が交際に疑問を感じてきた、または、交際に後ろ向きになってきたという表れだ。