好条件でまじめな30代男性に、女性からの“お断り連発”のなぜ 「ていねいなお付き合い」が招く思わぬ弊害とは
ところが、仮交際に入り2度デートをしたところで、みさきから“交際終了”がきた。理由は「話をしていても波長が合わず、将来的な結婚を考えることができなかった」だった。 次に仮交際に入ったよしえ(34歳、仮名)は、1度デートをしたところで、お断りがきた。 婚活者から、「お見合いから仮交際に入っても、1度か2度会うとお断りがくることが多い」という声を聞くことがある。 仮交際に入った相手とうまくいくかどうか、そこを見極めるには、“3回の壁”がある。お見合いを1回目とカウントして、初デート、次のデートと計3回をスムーズに進み、4回目のデートができると、その交際はうまくいく可能性が高くなる。
それは、なぜか。人間の心理を考えるとわかる。 まず、お見合いをして、可もなく不可もなしだった場合。 「お見合いだけでは判断できないから、もう1回は会ってみよう」となり、“交際希望”を出す。そして最初のデートに進むのだが、そこでも可もなく不可もなしなら、「もう1回会うか」と2回目のデートに進む。 しかし、3回会って可もなく不可もなしだった場合、また次に会おうという気持ちにはなりにくい。 そういうわけで、お見合いを終えて1~2度食事をしたあとに、交際終了になることがとても多いのだ。これが、婚活における“3回の壁”だ。
■見逃していた“交際後ろ向き”サイン そうたは、最初のうち、なかなかこの3回の壁を突破することができずにいた。 ところが、次に仮交際に入っためぐみ(33歳、仮名)とは、4回目のデートに進むことができた。仮交際に入ってからというもの、頻繁にラインで連絡を取り合い、週末はデートをするようにしていたようだ。 生真面目な性格だったので、デートコースは念入りに組み立て、水族館→遊歩道の散歩→夜景のきれいな場所で夕食というように、めぐみを飽きさせない計画を立てていた。そこには、彼のめぐみとの交際に対する真摯な姿勢が表れていた。