【阪神】新外国人に26歳のデルミス・ガルシア内野手をリストアップ マイナー通算132発の右の長距離砲
阪神が新外国人として、前ナショナルズ傘下2Aのデルミス・ガルシア内野手(26)をリストアップしていることが16日、分かった。マイナー通算132本塁打を誇る右の長距離砲。藤川監督は「日本人にいないタイプ」の新助っ人を調査していることを明かしたが、合致する存在だ。攻撃のバリエーションを広げるオプションを見据え、動向を注視する。 ガルシアはMLB公式サイトの国際FA1位のプロスペクト(有望株)として14年にヤンキース入り。パワーを生かした豪快なスイングが持ち味だ。21年にヤンキース傘下2Aで31発を放ち、翌年にはアスレチックスでメジャー初昇格。39試合で5本塁打をマークし、当時はエンゼルスに在籍していた大谷からもヒットを放った。粗削りだが、まだ26歳と若く、さらなる成長が期待できる。ポジションは一塁、三塁を中心に左翼も可能だ。 チームは育成重視の編成方針を掲げており、来季4年目の前川が116試合に出場、井上は今季プロ5年目で初アーチを描くなど、将来の中軸候補が芽を出し始めた。指揮官は「(新外国人野手は)フルで出さなきゃいけないという条件がない選手。主軸で出るような選手は取らない。前川、井上とかチームの未来を考えながらやりたい。常に競争ですよ」と方針を示した。 今季FA権を取得した4選手は主砲の大山を筆頭に全員残留して、攻撃陣の中心は整う。新助っ人砲を含めたレギュラー争いによる相乗効果を促していく。 ◆デルミス・ガルシア(Dermis Garcia)1998年1月7日、ドミニカ共和国生まれ。26歳。14年にヤンキースに入団し、22年にアスレチックスでメジャー初昇格。メジャー経験は同年のみで通算39試合に出場し打率2割7厘、5本塁打、20打点。23年はアスレチックス傘下3Aでプレー。今季はナショナルズ傘下2Aで108試合に出場し、打率1割8分2厘、14本塁打、38打点だった。185センチ、90キロ。右投右打。
報知新聞社