【Excel】シートのPDF出力時に元ファイル名などの情報をスマートに埋め込むワザ
◆ PDFファイルに変換する時に作成者名やファイル名を出力したい! Excelで作成した表やグラフをWordファイルやPowerPointのスライドなどで利用する場合、説明文の近くに関連するデータとして挿入しますよね。構成によっては、データの見出しやキャプションがなくても成り立ちます。 【画像】用紙の上部に作成者名やファイル名が出力されている資料を見たことがありますよね? しかし、“別紙”として、Excelのデータそのものを添付したい時に悩んだことはないでしょうか? 作成者名やファイル名など、ファイルについての情報があると親切です。用紙の上部に出力されている資料を見たこともありますよね。 PDFへ変換、もしくは印刷するためのシートを用意して、テキストボックスなどを配置するといった作業は手間がかかります。今回は、作業中のワークシートにファイルに関する情報を埋め込む方法を紹介します。 ■ [ページレイアウト]ビューが便利 ファイルに関連する情報を埋め込む場合は、“ヘッダー”を利用します。[ページレイアウト]タブから[ページ設定]ダイアログボックスを呼び出して設定しても構いませんが、印刷イメージを確認しながら操作できる[ページレイアウト]ビューがおすすめです。 [ページレイアウト]ビューでヘッダーやフッターを選択すると、[ヘッダーとフッター]タブが表示され、ファイル名や現在の日付や時刻、ページ番号などを挿入できるボタンが表示されます。また、ヘッダーやフッターは直接編集できるので、ファイルの作成者や組織などの情報も任意で挿入できます。 ■ フッターの編集も共通 ページ下部の“フッター”の編集も同様です。ページ番号を挿入することが多いと思いますが、フッターの左の枠にファイル名、ヘッダーの右の枠にページ数を表示するといった設定も可能です。 ■ 複数のワークシートへの設定も可能 ヘッダーとフッターはワークシート単位で設定されます。ファイルに含まれる複数のワークシートにも共通のヘッダーやフッターを設定したい時は、複数のワークシートを選択した状態で、ここで紹介した操作を行ないます。
窓の杜,今井 孝