スズキ2代目「ジムニー」が77万円でデビュー。RV風にチェンジし、軽オフロード4WD人気を全世代に確定!【今日は何の日?5月1日】
最後の2ストロークエンジン搭載車となったジムニー
1973年に始まった本格的な国内排ガス規制に対応するため、当時多くのメーカーはエンジンを2ストロークから排ガスと燃費に有利な4ストロークへ切り替えていた。そのような中、スズキはバイクで実績のあった2ストロークエンジンによる対応を最後まで推進した。 2ストロークエンジン搭載の軽乗用車「フロンテ7-S」は、独自の排ガス低減技術で厳しい1978年(昭和53)規制の適合に成功したが、燃費悪化や出力低下を招き、実用性に支障をきたすことは避けられなかった。結局、スズキも1987年まで販売された2代目ジムニーを最後に4ストロークエンジンに変更し、これにより国産車から2ストロークエンジンは消え去ったのだ。 ・・・・・・・ 初代ジムニー(LJ10型)は、マニアックなオフローダーのイメージが強かったが、2代目(SJ30型)はRVの雰囲気を持つオンロードも考慮した現在のジムニーのコンセプトを作り上げるという重要な役目を果たしたのだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純