1軍では“立場”が…崖っぷちのドラ1戦士(5)巨人入りでも“V字回復”とは
プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。しかし、毎年新たにプロ入りする選手が誕生することもあり、思うような結果を残せないと、厳しい立場に置かれることも少なくない。そこで今回は、今季が“崖っぷち”のドラ1戦士を紹介する。
オコエ瑠偉(読売ジャイアンツ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:185cm/90kg ・生年月日:1997年7月21日 ・経歴:関東第一高 ・ドラフト:2015年ドラフト1位 新天地で迎えた昨季は、開幕スタメンを勝ち取るも、一軍定着には至らなかったオコエ瑠偉。今季はどこまで維持できるかが鍵を握ることになりそうだ。 関東第一高時代には走攻守で甲子園を沸かせ、2015年ドラフト1位指名で東北楽天ゴールデンイーグルスの一員となったオコエ。プロ2年目の2017年には41試合の出場で打率.300、3本塁打、5盗塁の好成績を記録した。 ブレイクを期待されたが、その後は思うような活躍ができず、2022年オフに開催された現役ドラフトで読売ジャイアンツに移籍した。 移籍初年度はオープン戦で結果を残し、開幕スタメンに抜擢。しかし、好調は長続きせず、シーズン後半はファームが主戦場となった。最終的に41試合の出場で打率.235、2本塁打に終わった。 今季は一軍で31試合に出場しつつも、打率.230という数字に。さらにはエリエ・ヘルナンデスの加入や萩尾匡也の台頭、立岡宗一郎の支配下復帰もあり、オコエの立場は厳しさを増している。 身体能力は申し分ないが、課題の打撃で苦戦しているオコエ。熾烈な外野手争いから脱落しないためにも、後半戦の活躍に期待したい。
ベースボールチャンネル編集部