スーパー・タイガー 村上和成への挑戦実現に「猪木会長と佐山先生が言われる怖いプロレスを見せる」
「プロレス・ストロングスタイル」(11月5日、新宿FACE) 第18代レジェンド王者の村上和成とタッグ対決するスーパー・タイガーが30日、12月の王座挑戦を実現させるべく、結果を残すことを誓った。 スーパーは関本大介と組んで村上、ダーク・ウルフ組と対戦するが「今回のタッグで終わるつもりはありません」ときっぱり。初代タイガーマスクこと佐山聡の一番弟子だと主張する村上に対し、「歴代の弟子の中で一番長く付いているのは僕ですし、どうぞご勝手にという感じです」と、冷たく突き放した。 記者会見出席を拒絶したり、事務所を襲撃したりと狼藉三昧の村上に対し、スーパーは「会見に出ないでふざけたことを言ったり、うちのリングで好き勝手をやるんだったら、しっかり示してやりたい」と制裁も辞さない構えでいる。 スーパーは藤田和之と戦った後に「この先何があるのかな」と考えて「藤田さんにはない狂気を持った選手と言えば村上和成」と思い当たったといい、「10何年前に最初やるはずだったのが、試合が2回流れたので、三度目の正直でタイトル戦を必ず実現させます!いわば“忘れ物”なので、またその答え合わせをしたい」と、9月の初防衛戦で船木誠勝と戦った際の村上の言葉を引用して挑戦を要求。 「向こうは口が立つので、出る出ないとか、『自分が佐山聡の一番弟子だ』とか言っていて、インサイドワークがうまい。口で何か言うより身を持って示せばいいので、リングで見せます」と、試合で要求をのませるつもりだ。 もっとも、「僕が(佐山門下に)入る前、UFOでの大変だった話やいろんな苦労も聞いているのでリスペクトはあります」といい、昨年、今年と2度、実際にタッグマッチで戦って「佐山先生や猪木会長が言われていた『プロレスというのは街のケンカなんだ』というところを体現していて、向かい合った瞬間に相手がひるむような狂気、そういう怖さがある。昔のプロレスラーが持っていたそうしたもの、覇気を持っている、他のプロレスラーが『やりたくない』って言うような怖さを持っている選手だと思います」と、実力は十分に認めている。 スーパーは「11月と12月は本当に“狂気vs狂気”の戦い。猪木会長と佐山先生が言われる“怖いプロレス”、にらみ合うだけで一瞬にして空気を生み出すような試合を見せます。11月しっかり勝って、12月のタイトル戦に否が応にも振り向かせます。まず振り向かせるものを出さないことには何にもならないし、お客さんも納得しないと思うので、僕が船木戦や藤田戦で出せてきた狂気を発揮して、うならせるような戦いをします」と誓っていた。