マンC、突如現れた壁 名将「解決策見当たらない」―イングランド・サッカー
サッカーのイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティーが苦しんでいる。 昨季までリーグ4連覇の絶対王者が、「ダービー戦」で敗れた15日のマンチェスター・ユナイテッド戦を含めて直近公式戦11試合で、5連敗を含む1勝2分け8敗。泥沼から脱出できない状況が続く。 今季は公式戦14試合負けなしの好スタートを切ったものの、10月下旬のイングランド・リーグ杯でトットナムに負けて突如歯車が狂った。1―4で大敗した11月5日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)のスポルティング(ポルトガル)戦後、ベルナルドは「原因を見つけるのが難しい。今われわれはとても暗い場所にいる」。 現役時代にマンチェスターUでプレーし、現在は解説者を務める元イングランド代表のガリー・ネビル氏は、主軸のロドリら故障者が多いことを前提とした上で、持論を展開。「大きな山々を登り続けてきた集団がいきなり壁にぶつかることはある。選手たちが疲弊し、これまでのようなプレーができなくなるからだ」。常勝軍団を支えてきた選手たちが高齢化。「燃え尽き症候群」に陥ったかのように、一つのサイクルが終わりを迎えたと指摘する。 マンU戦後、グアルディオラ監督は「解決策が見当たらない。何かを間違っているのは確かだ」と頭を抱えた。就任9シーズン目にして訪れた最初で最大の苦難。希代の名将はどう乗り越えるのか。