変幻自在のコース設定、今年は上れるスプリンターに有利か マシューズ、グローブスらスピードマンに絶好調ヒルシも優勝争いに加わる【Cycle*2024 グラン・ピエモンテ:プレビュー】
前回覇者のアンドレア・バジオーリはリドル・トレックに移り、チームまたぎでの2連覇に挑戦(昨年はスーダル・クイックステップの一員として出場)。世界選手権4位のトムス・スクインシュとの共闘も楽しみ。 EFエデュケーション・イージーポストは、ニールソン・パウレスに、ベテランのルイ・コスタも加わってチーム力は今大会随一。エースクラスをどう動かすかを注視したい。
アレックス・アランブル(モビスター)やアルベルト・ベッティオル(アスタナカザクスタン)は小集団のスプリントになれば強さを見せるし、マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)には一瞬のアタックで勝負を決められる決定力がある。フィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアーズ)は独走でも、スプリントでも勝ち切れる強さが大きな武器。
ちなみに、この大会の2日後には“落ち葉のクラシック”イル・ロンバルディアが控えている。ロンバルディアでの活躍を誓う選手たちが最終調整の場として、さらには前哨戦としてのムードも感じさせることだろう。その意味でも、今大会で活躍する選手をきっちり押さえておく必要がありそうだ。
文:福光 俊介
福光 俊介
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