榊原コミッショナー「巨人-阪神戦をソウル、ロンドンでできたらいい」プロ野球の海外開催に意欲
プロ野球の榊原定征コミッショナー(81)が6日、日本野球機構(NPB)の仕事始めにあたり、将来的な海外での公式戦開催に意欲を示した。今春、日本で開幕戦を行うメジャーを「ロンドン、北京、韓国、日本。野球を広めている。それなりに責任を果たしている」と評価。その上で「日本もできたらいいなと思う。巨人-阪神戦をソウルでやるとか、ロンドンでやるとか」と語った。「まだ構想だけで、何もない」と付け加えたが、22年12月の就任来「国際化の推進」を課題の1つに掲げている。 以前に問題提起したセ・リーグへのDH制導入については「議論をしている」。即座の改正はないとしながらも「50何年も、セ・リーグとパ・リーグがルールが違うのはノーマルな状態ではない」とも指摘した。 昨季はセ3位のDeNAが日本一となったCS制度について問われると、消化試合が減るなどのメリットを強調。ただ「感情的には3位のチームが日本一か、というのはある」とファン心理に理解を示し「日本シリーズを勝ったチームが『日本一』となっているわけだから、『シリーズチャンピオン』とか言い方を変えるとか」と私案を述べた。