鹿島は走るよどこまでも…連日2部練習で体力強化、12日にはキャンプ前異例のトレーニングマッチVSユース
鹿島は8日、始動2日目のトレーニングを茨城・鹿嶋市内で行った。7日に続き、この日も午前・午後の2部練習となった。 * * * 選手の荒い息づかいが、ピッチ全体を覆い尽くした。朝一番、午前9時半にスタートしたトレーニングは、すぐに走力強化メニューに移行した。 4グループ(GK&センターバック組、サイドバック組、中盤組、アタッカー組)に分かれ、それぞれのスタート地点へ。フィジカルコーチ主導による、インターバル走が始まった。 グループ分けを同ポジションで固めた理由は、それぞれの競争心をあおるためだろう。設定タイムに間に合うべく、選手たちはピッチ周りを駆け回った。 最終周は遅れをとってしまう選手も見られたが、このトレーニングの特徴の1つは、若手選手が“主役”になれること。GK&センターバック組をDF津久井佳祐が先導するなど、若手が中堅~ベテラン組を引っ張る形で走り抜いた。 インターバル走後は、個人技術を高めるパス練習へ。乳酸のたまった状態でのトレーニングとなるが、この順番にも意図がある。鬼木達監督曰く「体が動かなかったら、頭を」という考えがあってのもの。選手たちは体が満足に動かない状態だからこその技術的トレーニングにより、個人戦術向上に励んだ。 9日は午前のみの練習となっているが、10、11日も2部練習が予定されており、始動から5日目となる12日にはキャンプ前では異例となるトレーニングマッチ(対鹿島ユース)も予定されている。
報知新聞社