5類移行から1年! 生き残ったコロナカルチャー、なくなったコロナカルチャー
昨年5月8日、新型コロナが5類感染症に移行した。コロナ禍ではさまざまな習慣や文化、トレンドが生まれたが、どの程度残っているのか? また、当時飛び交っていたアフターコロナ予測はどのくらい的中していた? 【図表】アンケート結果をすべて見る 生煮えの日々に悶々としたあのときを思い出しながら、生活がコロナ禍と比べてどう変わったのか見てみよう! ■マスクや手指消毒は半数以上が習慣化 コロナが5類感染症に移行してから約1年。コロナ禍では「新しい生活様式」が提唱され、感染拡大を防止するための習慣や、さまざまな文化が登場した。それらは今、どのくらい日常生活に定着したのか。週プレでは500人にアンケートを行ない、その実態を探った! まずは、新しい生活様式で強く推奨されていたマスク・手指消毒(Q1)やソーシャルディスタンス(Q2)を調査。これらは今でも半数以上の人が意識しながら生活しているという。 「以前はどこか抵抗があったマスクだけど、コロナ中にずっと着けていたのでいつの間にか違和感がなくなりましたね」(30代・不動産) 「電車など人が密集する場所ではマスクがないと落ち着かなくなった。消毒は、あればやるくらいかな」(50代・テレビ関係) 「コロナ禍ほど人との距離は遠くなっていないけれど、見知らぬ人の近くにいることに抵抗を感じるようにはなりました」(30代・自営業) また、外出自粛要請期間の習慣が後を引いているのか、3割程度の人が「休日の外出が減った」(Q3)、「店の感染症対策が気になる」(Q4)と回答。 「以前より人混みが嫌いになった気がする。休日は家でゆっくり過ごすことが増えました」(30代・印刷) 「おうち時間でオンラインゲームにハマってしまい、以前より人付き合いが悪くなった」(20代・IT) 「地下にある換気の悪そうな飲み屋への入店は、意識的に控えるようになりましたね」(40代・銀行) 日常生活だけでなく、ビジネスにも大きな変化が。当時激減した会食(Q5)や出張(Q6)は、現在でも4~5割程度の人が「減っている」と答えた。