5類移行から1年! 生き残ったコロナカルチャー、なくなったコロナカルチャー
「会社全体での会食は確実に減ったし、同僚や後輩を飲みに誘いづらい雰囲気もある」(40代・商社) 「オンラインで対応できるようになり、出張の必要がなくなった。体力的にはラクだけど、なんだかんだ出張が息抜きになっている部分もあったので少し残念」(30代・飲食) 出張の制限により、思わぬメリットがあった職業も。30代のある芸人の談。 「今までは都内のタレントさんを呼んでいた地方局が、コロナを機に僕のような地元の芸人をたくさん使ってくれるようになりました。全国を回るような営業も減り、地元の仕事だけで安定したギャラを得られるようになったので、肉体的にも精神的にもラクになりましたね」 ■Zoom打ち合わせは4割強が定着 コロナ禍ではリモートワーク(Q7)やZoom打ち合わせ(Q8)など、自宅で仕事を完結できるシステムが普及した。これらは定着し、実に3~4割の人が今も利用し続けているという。 「今や完全リモートワークになった。子供と過ごす時間が増えたのは良かったと思う」(30代・出版) 「かつてはクライアントと顔を突き合わせてこそという考え方だったが、オンライン打ち合わせという選択肢が定着した。物理的距離がある場合は非常に便利に感じる」(40代・広告) 「これまでは取材対象者を都内在住の人から探していたけど、Zoomが普及してからはより幅広い人が選択肢に入った」(30代・ライター) ネットショッピング(Q9)、フードデリバリー(Q10)、配信(Q11)などもコロナ禍で需要が高まったサービスだ。これらもそれぞれ2~4割の人が「利用が増えた」と回答。 「当時はネットだけで買い物を済ませていたが、最近は店で現物を見た後にネットで購入することも増えた。自宅に配送してくれるので便利」(30代・飲食) 「若い女性ばかりで入りづらかった近所のケーキ屋さんがコロナ禍でウーバーイーツを導入したので、気軽に食べられるようになりうれしい」(40代・弁護士) 「当時暇だったので、VTuber(キャラクターの姿を使った動画投稿者)の配信を見てみたらドハマり。今月も投げ銭で数万円を溶かしてしまった。おかげで婚期を逃している気がする......」(30代・SE)