「仕事探しのための人脈づくり」で絶対に避けたい5つのミス
相手が自分にどう役立つかということばかりを重視せず、自分が相手にどうお返しできるか
■ミス3:「お返し」をしない 自分のことだけ考えた人脈づくりではダメだ。相手が自分にどう役立つかということばかりを重視せず、自分が相手にどうお返しできるかも考えるべきだ。 自分が経験から得た学びを共有したり、役に立つアドバイスを提供したりしよう。単に知り合いを増やしたり、名刺を集めたりするだけでなく、有意義なつながりを築くことが目的であることを忘れてはいけない。 ■ミス4:誠実さや信頼性に欠ける態度 悪意のない、ちょっとしたウソなら問題ない、と思っているかもしれない。しかし小さなウソでも、積もり積もれば悲惨な事態を招いてしまうことがある。 信頼は土台であり、ひとつひとつのウソは、その土台を少しずつ突き崩していくハンマーだと考えよう。土台の上に建つビルが、丸ごと崩壊しまうような事態は避けたいはずだ。 人脈づくりとは、貴重で実りあるつながりを構築していくことにほかならない。ウソで構築された土台では、その上に有意義で長続きする関係は築けない。 たとえ悪意のない小さなウソでも、あなたの評判は傷つく可能性がある。不誠実な人間、それどころか、他人を欺く人間だと周囲からみなされれば、キャリアがダメージを受けることもあるだろう。正直であることを心がけ、飾らずにいよう。そうすれば、尊敬を獲得できるはずだ。 ■ミス5:お礼を言い忘れる つながりができたり、仕事が見つかったりして興奮していると、助けてくれた人に感謝を伝えるのをつい忘れてしまうものだ。しかし、恩知らずとか、無礼だと思われる事態は、何よりも避けたいことの1つだ。 周囲の人に、丁寧かつ親切に接することは、労力のかかることではない。しかもそうしていれば、周囲からの評価は高くなるだろう。誰かに助けてもらったときは必ず、感謝の気持ちを伝えなくてはならない。 人脈づくりは、キャリアの問題をたちまち解決する魔法というわけではないが、適切な土台を築くことを助けてくれるのは間違いない。そうした土台は、数多くのチャンスへの扉を開いてくれるはずだ。やり方さえ間違えなければ、人脈づくりはとても効果的だ。 ここで紹介したような過ちをしないよう注意しながら、場数を踏んでいこう。練習を積めば積むほど、よくある過ちを避けられるようになっていくはずだ。
Sho Dewan