【陸上】東洋大・石田洸介と創価大・小暮栄輝が来春SUBARUに入社 名門でさらなる飛躍を目指す
SUBARUが来春に加入する新入社員を発表し、石田洸介(東洋大)と小暮栄輝(創価大)の2名がチームに加わることがわかった。 箱根駅伝Stories/2年前の雪辱を期する東洋大・石田洸介 チームのために「自分の最大限の力を出し切る」 石田は福岡県出身。中学では1年時から全国大会で優勝を飾り、3年次には全中で1500m、3000mの2冠を達成した。さらに10月には3000m8分17秒84の中学記録(当時)を樹立。群馬・東農大二高では不調にあえいだ時期もあったが、3年で迎えた2020年には、コロナ禍にもかかわらず5000mで13分36秒89、13分34秒74と、従来の高校記録を16年ぶりに2度も塗り替えた。 東洋大に進学すると、1年目から学生駅伝に出場し、出雲駅伝5区、全日本大学駅伝4区で区間賞を獲得。一時、競技から離れるなど苦しい期間を過ごしたものの、今季は6月の全日本大学駅伝関東地区選考会では組トップと存在感を示している。 その後アキレス腱痛もあり、全日本は6区区間21位と本来の走りは出せなかったが、最後の箱根に向け、「どの区間に選ばれても、チームのために走りたいです」と意気込んでいる。 小暮は栃木県出身。石田とは対照的に群馬・樹徳高までは全国的な活躍はなかったものの、大学で徐々に力をつけ、23年日本インカレ10000mで日本人2番手の9位と好走した。学生駅伝デビュー戦となった今年10月の出雲は6区区間6位でチームの4位入賞に貢献。さらに全日本でも1区区間3位とロードで強さを見せている。 SUBARUはニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝対抗駅伝)のコースの一部となっている群馬県太田市を拠点として、1998年に創部(当時は富士重工業)。ニューイヤー駅伝には過去23回の出場を誇り、22年にはチーム最高となる2位に入った。今季は4月に3000m障害の三浦龍司が加入。8月のパリ五輪では8位入賞を果たしている。
月陸編集部