熱戦再び! 沢田時と小林あかりが圧巻の走りで東北シクロクロスわたりを制す
エリート男子:沢田時が独走で今季3競技目となる優勝
14時、エリート男子のレースがスタート。初戦の土浦ステージで優勝した副島達海(大阪産業大学)は関西シクロクロス出場のため、2位の織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)は海外遠征中のため不在となったが、70名の選手が出走した。 スタート直後から、初戦で3位に入っている優勝候補の沢田時(宇都宮ブリッツェン)が積極的にレースをリード。ファーストラップで鈴木来人(OnebyESU-ICV)とともに抜け出し、2位集団に10秒程度の差をつけた。3位には加藤健悟(臼杵レーシング)がつけていく。 3周目、鈴木にメカトラブルが発生。沢田が独走態勢に入ると、「今日は自分を追い込むことに集中したい」と語った言葉通り、脚を緩めることなくリードを広げ続け、独走でフィニッシュ。見事優勝を果たした。 2位争いは、メカトラブルでバイクチェンジを余儀なくされた鈴木と加藤による一騎打ちに。しかし、残り2周で加藤が遅れをとる。その後ろでは、小坂光(Utsunomiya Lux)、斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)、野中秀樹(ホダカファクトリーレーシング)らが追い上げる展開となった。 結果は、2位に鈴木、最終周に加藤をパスした小坂が3位に入った。
沢田時コメント「サポートしてくださる皆様のおかげ」
今回の勝利で沢田は、今季参戦しているロードレース、マウンテンバイク、シクロクロスの全競技で優勝を達成した。 沢田はレース後、「スタート前にも言ったが、今日はレース展開などをあまり考えず、とにかく攻めていこうと思っていった。実際、3周目まで鈴木来人選手がピッタリついてきていたが、その存在もあまり気にせずに攻めていき、結果的に独走になってからも自分を追い込むことができた。いい走りができたと思う。全日本選手権に向けて大事なステップと思って臨み、シケインもバニーホップでクリアできていたと思う。これで2024年は、ロードレース、マウンテンバイク、シクロクロスと、3つ競技のシリーズで優勝をすることができ、それはひとえにサポートしてくださっている方々のお陰。恵まれた環境にいるということを実感する。11月に入って大事なレースが続くので、これを弾みに優勝し続けて、全日本選手権に繋げていきたい。」とコメントした。