“言葉狩り”で各方面から批判殺到のFIAスレイエム会長が嘆き「われわれが正当な評価を得ることは不可能」「FIA以外は評価され儲けている」
大手専門メディア『motorsport.com』は現地9月30日に国際自動車連盟(以下FIA)のモハメド・ベン・スレイエム会長のコメントを配信。FIAがF1ドライバーに下した制裁について「正当な評価を受けていない」と嘆いた。 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅のオフの表情を大特集! FIAは現地9月19日のシンガポールGPメディアセッションでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がFワードを用いて自身のマシンを非難したことでスチュワードの審議対象となり、最終的に社会奉仕活動が命じられた。 この件を巡ってはドライバーはもちろん、スタッフなど関係者からも不満が噴出しファンからも不評の嵐。スレイエム会長は「私達は正当な評価をされていない。ゴミ(みたいな批判)を食らってるだけだ」と同メディアに話した。 続けて、スレイエム会長は2021年の就任以来着手してきた、スチュワードの育成プログラムの立ち上げやレッドブルリンクのトラックリミット問題の解決などの事例も経済的な評価を受けていないとした。そして、「FIA以外は評価され、儲かっている。(プロモーターの)リバティ・メディアはF1を変えるために素晴らしい仕事をした。しかし時を戻せるなら、FIAと彼らを平等になるように尽くすよ」と話した。 プロスポーツにはレギュレーションや統括といったブレーキのシステムが必要である一方で、こうした側面はエンターテインメント性や人間味を奪うという意味でドライバー、関係者、ファンからの評価が得にくいのかもしれない。 構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】
- 【F1】「あなたのレガシーは本当に尊敬する」角田裕毅が打ち明けたリカルドへの“思い”にファン反応「本当に良いチームメイトだったんだろうな」
- 「くたばれ」「クラッシュしてほしい」F1復帰のリアム・ローソンに集まる“誹謗中傷”...一部の日本人ファンも否定的なコメントを投稿
- 【F1】過去3年で4人の相棒...角田裕毅は「レッドブルドライバー候補の評価のために存在している」と海外記者、来季のRBRシートはローソンorラッセルと予想
- 【F1】角田裕毅、シンガポールGPで見せた“一面”が波紋…「彼に対する懸念が正しいことを証明してしまった」と海外メディア
- 【F1】リカルドの“リザーブ起用論”噴出も当人は完全否定「良い思い出とともにこのスポーツを去りたい」「毎週末Q1に出る苦労はしたくない」