「エンドリッキとギュレルは残る」Rマドリードのアンチェロッティ監督が10代の若手の残留明言
レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)が出番の少ないまだ10代のトルコ代表MFギュレルやブラジル代表FWエンドリッキについて、「ここに残る」と今冬の移籍市場で動く予定がないことを明らかにした。 Rマドリードは次ラウンド進出に必要な勝ち点を獲得するため、10日にアウェーで行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第6節でセリエA首位のアタランタと対戦する。この大一番の前日、アンチェロッティ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙マルカが伝えた。 アンチェロッティ監督はまずアタランタ戦に向けて、「素晴らしいパフォーマンスを発揮しているチーム相手の厳しい試合になるだろう。アタランタは絶好調だ。(今夏対戦した)欧州スーパーカップの時と比べてかなり良くなっている。勢いに乗っていて熱意があり、多くの試合に勝っているが、我々は1次リーグ突破に向けた残り3試合をうまく生かす必要がある」と意気込みを語った。 公式戦5試合ぶりに招集メンバー入りしたブラジル代表FWビニシウスについては「彼はいい状態だ。ロドリゴのように今日の練習がとても重要になるだろう。ベリンガムは100%良い状態なので、唯一の疑問はビニシウスとロドリゴだけだ。練習後に決めるつもりだ」と先発起用に迷いがあることを明かした。 アンチェロッティ監督はまた、ギュレルとエンドリッキの出番が少ない理由を聞かれると、「エンドリッキとギュレルはここに残る」と今冬の移籍市場で期限付き移籍に出す予定がないことを明言。続けて、「彼らにはもっと出場時間が必要かもしれないが、私は誰に対しても偏見を持っていない。私はただ、18歳であろうと40歳であっても、毎試合ベストの選手を起用しようとしているだけだ。若い選手に対して辛抱強く接しなければいけない。彼らはチームに熱意をもたらしてくれるが、まだ若いので特定のことを学ぶ必要がある。私は若い選手に対して偏見など持っていないし、自分のキャリアの中、試合を戦う上で理想的だと思えば17歳や18歳の選手を起用してきた」と説明した。 (高橋智行通信員)