ピロリ菌感染症の検査や医師の派遣 大分大学学長らがブータンを訪問し支援継続を確認
大分放送
南西アジアのブータンで、胃がん撲滅活動に取り組む大分大学の研究者らが、4月、現地で国王らと懇談し、今後の支援継続を確認しました。 【写真を見る】ピロリ菌感染症の検査や医師の派遣 大分大学学長らがブータンを訪問し支援継続を確認 ブータンを訪れたのは大分大学の北野学長や企業経営者ら15人です。一行は4月9日から5日間、ブータンを訪問し、ワンチュク国王らと懇談しました。 この中で、ブータンの胃がん撲滅プロジェクトに携わる大分大学の山岡吉生副学長は、胃がんの原因となるピロリ菌感染症の検査や、医師の派遣などを引き続き支援していくことを確認したということです。 ブータンは世界的に胃がんの死亡率が高く、国策として撲滅を進めています。 (山岡副学長)「最終的な段階は、ブータン人がブータンで、内視鏡でできる除菌ができることが理想」 ブータン中南部のゲレフ地域では大規模な都市開発構想があり、関係者は今後、経済面のつながりも模索したいと話しています。
大分放送