Q.「芍薬」を贈りたいのですが、“怖い花言葉”もあるって本当ですか?贈ってはダメな色はありますか?
◆「芍薬(シャクヤク)」は美人を形容するほど魅力的な花
初夏を彩る「芍薬(シャクヤク)」。その姿から「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざもあるように、美人を形容するほど魅力的な花です。 【写真】「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」美人を表わす3つの花の違いは? そんな芍薬を彼女にプレゼントしたいけど、花言葉が気になって贈っていいか悩んでいるというご質問にお答えします。
◆Q. 芍薬の花言葉が気になり、彼女に贈るのを迷っています
【質問】 美しい女性のことをたとえた「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という有名なことわざもあるため、彼女に芍薬の花をプレゼントしたら喜ぶかなと思っています。 ただ、花言葉を気にする女性も多いと聞くので、贈っても大丈夫なのか心配です。 【回答】 芍薬は、初夏を代表する花のひとつです。美しい女性を形容する花としても有名な芍薬は、あでやかな大輪の花と芳醇な香りがじつに魅力的で高い人気を誇っています。 贈られたらきっと彼女も喜ばれると思いますが、確かに花言葉を気にされる方は少なくありません。芍薬の色ごとの花言葉をご紹介した上でアドバイスいたします。
◆意外? 芍薬(シャクヤク)の花言葉は「恥じらい」「はにかみ」
芍薬の花言葉は、「恥じらい」「はにかみ」です。 とても豪華な芍薬の花言葉としては意外ですが、由来にはこのような説があります。 ・芍薬は夜になると花びらを閉じる習性があるから ・はにかみ屋の妖精が恥ずかしがって芍薬の花びらに隠れたところ、妖精と同じように芍薬の花も赤らんだというイギリスの民話から ・英語の「Blush like peony(シャクヤクのように顔を赤らめる)」という慣用句から
◆紫色には少し怖いエピソードが!? 芍薬(シャクヤク)の色別花言葉
・ピンク色の芍薬の花言葉:「恥じらい」「はにかみ」「生まれながらの素質」 芍薬を代表する色。可憐で優しいイメージのピンク色。薄いピンクから濃い目の色まであり、花束やウェディングブーケとしてもよく使われています。 ・白色の芍薬の花言葉:「恥じらい」「はにかみ」「満ち足りた心」「幸せな結婚」 白い色は、純真、無垢、清楚というイメージがあるため、ウェディングブーケとしても人気があります。 ・赤い色の芍薬の花言葉:「威厳」「誠実」「はにかみ」 赤い色は上品でいて大胆なイメージなので、華やかでエレガントな方への贈り物に向くとされています。 ・紫色の芍薬の花言葉:「怒り」「憤怒」 紫色の芍薬の花言葉が少し怖いのは、「美しいピオニーとゼウスの子アポロンが恋に落ち、仲がよい2人の様子を美の女神アフロディーテに見られてしまった。見られた際に恥じらったピオニーがとても美しかったため、その姿に嫉妬したアフロディーテがピオニーを花に変えてしまった」というギリシャ神話に由来するそう。 人を嫉妬させ怒らせるほど美しいということです。