県立学校の自転車通学はヘルメット義務化 2025年4月から「重大な事故に遭遇するリスクは非常に高い」 福岡
FBS福岡放送
福岡県教育委員会は来年4月から、県立学校で自転車通学する生徒のヘルメット着用を義務づけることを発表しました。 福岡県によりますと、今年度、県立高校生のおよそ6割にあたる3万9000人が自転車通学をしています。福岡県警がことし7月に行った調査では、高校生のヘルメット着用率は8.1%にとどまり、年代別で最低となっています。 福岡県教育委員会は「高校生が重大な交通事故に遭遇するリスクは非常に高い状況」だとして、すべての県立学校で自転車通学する生徒に対し、来年4月からヘルメット着用を義務づけることを発表しました。各学校の校則などで自転車通学を許可する条件として、ヘルメットの着用が盛り込まれます。 福岡県警によりますと、ことし7月からの3か月間で高校生の自転車事故は118件起きていて、およそ半数にあたる58件が登下校中でした。