「ジレニアル世代」は板挟み…それはスーパーパワーであり、呪いでもある(海外)
サンドイッチ世代
「ジレニアル世代」の明確な定義は定まっていないが、おおむね1993年から1998年生まれの世代とされている(1990年から2000年生まれとすることもある。あるいは年長のZ世代や年下のミレニアル世代と表現されることもある)。彼らはしばしばアイデンティティの危機に陥るようだ。 心療内科専門クリニックInvited Psychotherapy and Coachingの創業者兼CEOであり、心理療法士の資格を持つ専門家のローレン・ファリーナ(Lauren Farina)によると、ミレニアル世代は「ハイパフォーマーの典型」に陥りやすいとBusiness Insiderに語っている。これは完璧主義で他者の期待に応えて喜ばせることを追求する一方で、燃え尽きや不安といった落とし穴を抱えている人のことをいう。 Z世代は自分の価値観に合わないことには境界線を引くが、ジレニアル世代はそれをすることに罪悪感や恥ずかしさを感じる傾向があるとファリーナは指摘する。 仕事とライフスタイルの福利厚生プラットフォーム「Compt」でブランドとコミュニケーションの責任者を務めるローレン・シュナイダー(Lauren Schneider)は、1993年生まれの自分が「働き方について2つの異なる考え方に挟まれている」ように感じるという。 シュナイダーは、職場カルチャーが変化していくのを目の当たりにしながら、「このような時期に間に挟まれるというのは、とてもおもしろいことでもあり、異なる世代の視点をつなぐ架け橋のような役割を果たすこともある」と言う。 「それにとてもワイルド(予測不可能)でもある」 29歳のジシュヌ・ジャヤン・ナイアは、ジレニアル世代として「職場での自分の居場所を見つけるのは少し難しい」と語る。彼はスーパーマーケットでZ世代のチームを管理し、それに関してミレニアル世代のマネージャーに報告する役割を担っている。 「両方の世代の異なる視点や求めることのバランスを取りながら、同じ方向にまとめるのは難しいと感じることもある」