寺越武志さんの帰国も願い 「寺越事件」など拉致問題に関心を 北朝鮮人権侵害問題啓発週間に合わせ家族らが街頭で活動
拉致問題をはじめ、北朝鮮による人権侵害について広く知ってもらおうと、金沢駅前で10日街頭活動が行われました。 【写真を見る】寺越武志さんの帰国も願い 「寺越事件」など拉致問題に関心を 北朝鮮人権侵害問題啓発週間に合わせ家族らが街頭で活動 街頭活動は「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に合わせて、金沢地方法務局などが毎年行っています。 金沢駅前では一日人権擁護委員に委嘱された石川ミリオンスターズの選手や「救う会石川」のメンバーも加わり街頭活動に臨みました。 活動には、1963年に石川県志賀町沖で漁に出たまま行方不明となった、寺越昭二さんの長男・昭男さんと三男の内田美津夫さんも加わり、通行する人たちに拉致問題への理解を求めました。 ■寺越武志さんの母・友枝さんは今年死去 武志さんの帰国も願い活動 ともに漁に出た昭二さんのおい・寺越武志さんは、その後北朝鮮で暮らしていることがわかりました。武志さんは一度一時帰国を果たし、母の友枝さんは66回も息子に会うために訪朝をしていましたが、友枝さんは2月に亡くなりました。 寺越昭男さん「武志が生きている間に、日本に帰れるようになればなとは思っていますけど。そういう環境に北朝鮮がなってくれればなと」 また、1981年に白山市で行方不明となった当時18歳の安達俊之さんら、石川県内の特定失踪者や拉致被害者の写真などを展示したパネル展も開かれています。 パネル展は、12日まで金沢駅もてなしドーム地下広場で開かれています。
北陸放送